◆ネタバレ注意◆
各ファイルの部分にも記載していますが、かなりのファイルにネタバレなど、本編クリア前に見てしまうと楽しみを損なってしまう物が含まれています。
MGSPWが発売されてからかなり経っていますし、ほとんどのプレイヤーさんがクリア済みであるとは思いますが、そういったものを気にされる方はご覧にならないほうがよろしいでしょう。
各キャラクターのセリフは
S | スネークのセリフ |
---|---|
K | カズのセリフ |
P | パスのセリフ |
A | アマンダのセリフ |
C | チコのセリフ |
CE | セシールのセリフ |
H | ヒューイのセリフ |
ST | ストレンジラブのセリフ |
と表記します。
※メインオプスでも聞けるものは除外してあります。
こちらもそこまでネタバレ的なものは含まれていません。
・「ターゲット射撃/プエルト・デル・アルバ」
K:現在、そこに敵兵の姿は確認されていない。安心して射撃訓練に集中してくれ。
コンテナやフォークリフトの陰の的も見逃さないでくれよ。
的の距離は中距離だし、アサルトライフルなんかを持っていくといいかもな。
まあ、使用する武器は自由だ。あんたが練習したい武器を選べばいい。
・「プエルト・デル・アルバ」
P:傭兵達が資材の搬入に使う基地は、海沿いの高台にあるの。
あの人たちは、勝手にここを”プエルト・デル・アルバ”と呼んでる。「曙光の港」という意味よ。
基地から周りは丸見え。私達は見つからないように忍び込もうとしたけど…見張りに見つかって、それで…。
S:どうした?
P:…ごめんなさい、詳しいことはガルベス先生から聞いて?
S:…わかった。無理に思い出すことはない。
P:ごめんなさい…どうしても、私…。
S:君の努力を無駄にはしない。よく頑張ったな。
・「ターゲット射撃/リオ・デル・ハーデ」
K:そこにいた敵兵はすでに排除されている。今は誰もいないはずだ。
あんたはただ、的を撃つことだけに集中すればいい。
そこは遠距離射撃の練習に向いている。スナイパーライフルなんかを持っていくといいかもしれないな。
もちろん、あえてハンドガンの腕を磨くなんてのもありだ。
・「ターゲット射撃/アルデア・ロス・デスピェルトス」
K:捕虜収容所はすでに俺たちが押さえた。もう敵はいない。
入り組んだ道を活かして、市街戦の訓練と行こう。
投擲武器なんかの練習をしてもいいかもしれん。
・「ターゲット射撃/米軍ミサイル基地」
K:その場所に敵兵の姿は確認されていない。訓練に集中できるはずだ。
的は少し分かりにくい場所にもあるかもしれないが、頑張って探してくれ。
距離としては中距離だ。好きな武器を使ってくれ。
素早く、正確に的を狙うんだ。
・「ターゲット射撃/採掘場居住区」
K:バラックにいた敵兵達はすでに排除した。思う存分的を撃ってくれ。
時間内に全ての的を撃つには、移動のロスを減らすのがコツだ。
屋根の上から狙撃したりするのがやりやすいかもしれん。
もちろん、あえて別の武器でチャレンジするのも訓練としては有効だ。
・「フルトン回収ミッション」
K:わかっていると思うが、今回はフルトン回収ミッションだ。
間違っても捕虜を撃って殺したりしないように気をつけてくれよ。
それと、回収装置を忘れたりしないように。
間違って捕虜を殺さないためにも、麻酔銃も持っていくといいかもしれないな。
・「破壊活動」
A:敵拠点に破壊工作もゲリラ戦の基本ね。
破壊には爆発物を使うことになるでしょうけど、爆発が起きれば当然気づかれることになるわ。
だから、設置してから起爆するまでの間に、自分の安全を確保するのが何より重要よ。
素早く安全な場所を確保するには、設置の前に逃走ルートを決めておいた方がいいわ。
・「輸送トラック爆破」
K:小銃程度ではトラックを破壊するには力不足だ。ロケット弾あたりを使うのがいいだろう。
スナイパーライフルでも何かを誘爆させれば使えるかもしれないがな。
支援砲撃マーカーを打ち込むことができれば、支援砲撃もできるんだが…。
・「殲滅ミッション」
K:これは殲滅ミッションだ。潜入ミッションではない。
戦闘は避けられない。隠れて済まそうなんて考えは無理だ。
カムフラ率の高い装備より、防御力を優先するんだ。
もちろん武器も十分に携行する必要がある。
回復用のアイテムも忘れないでくれよ!
・「プラヤ・デル・アルバ」
P:”プラヤ・デル・アルバ”はスペイン語で「曙光の岸辺」という意味。カリブ海から昇る朝日がとっても綺麗なの。
S:「曙光の岸辺」か。作戦のスタート地点としてふさわしい。
P:青い海、白い砂浜、緑のヤシの木…南国ムード満点でしょ。地上の楽園よ。
S:全くだ。アロハでも着て行きたいね。
P:珊瑚礁やマングローブの森は、小さい魚を守ってくれる。砂浜にはウミガメが群れを成して、子供を産みに来る。
ここは、動物たちにとっての楽園でもあるの。
・「ボスケ・デル・アルバ」
P:”ボスケ・デル・アルバ”は「曙光の森」という意味。やっぱり、東海岸にあることから来ているの。
典型的な熱帯雨林よ。いわゆるジャングル。
S:残念だが、朝日は拝めそうにないな。
P:そうね。生い茂った樹に遮られて、下まで直射日光が届かないの。進みにくいかも知れないけど…。
S:大丈夫だ。ジャングルなら、昔散々さまよった。
・「クレイモア地雷」
A:クレイモア地雷は指向性の対人地雷よ。
加害範囲は約50m、前方60°に700個の鉄球をまき散らす。
でも、指向性だけに後方から近付けば安全だわ。
姿勢を低くして後ろから近づけば解除・回収できる。
アイコンが出たらアクションボタンを押して。
未使用のクレイモアを回収すれば、自分たちの武器として使うこともできるわ。
あとは、遠くから銃撃して破壊することもできる。
もちろん、近くから撃ってしまうと巻き添えを食らうわ。狙撃銃なんかを使った方がいい。
ただ、破壊しちゃうと回収はできないけどね。
・「ホールドアップ」
K:敵兵をホールドアップさせるには、後方からゆっくりと近づくんだ。
気づかれずに近づいて銃を構えれば、訓練を受けた兵士であってもひれ伏して降伏するはずだ。
とはいえ、せっかくホールドアップさせても、あんたが他の敵に攻撃されたら意味がない。
兵士が一人になったときを狙うんだ。
間違って兵士を撃たないように気をつけてくれよ。兵士を殺してしまうとミッション失敗だ。
・「拠点防衛」
K:敵の通り道にクレイモアを仕掛けるのも手だ。
核発射を阻止するためにも、どんな手を使ってもボスを守りきるんだ!
・「防衛ミッション」
A:相手はこっちの拠点を知ったうえで攻めてきている。つまり、もう隠れても無駄ということよ。
こうなったら戦うしかない。カムフラ率の高さより、防御力を優先した装備を選んで。
長期戦になるかもしれないからレーションも欠かせない。
ただ、拠点まで攻め込まなくちゃならない敵より、守る側のほうが有利よ。慌てる必要はないわ。
相手も、いつまでも物陰に隠れているわけにはいかない。
そこを狙撃銃で狙い撃ちできれば、安全に戦いを進められるはず。もちろん、狙撃ポイント次第ではあるけど。
移動ルートに地雷やC4なんかを仕掛けるのも有効ね。
あんまりそういうやり方は好きじゃないんだけど…仲間を守るためには仕方ないわ。
・「完全ステルスミッション」
K:今回のミッションでは、敵を一人も殺してはならない。
それから、一度でも敵に発見されたら任務は失敗となる。
とにかく慎重に行動するようにしてくれ。
姿勢を低く保つ、近くに敵兵がいるときは足音を立てずにゆっくり歩く…。
物陰に身を隠して、Lぼたんで相手の気配をうかがうのも有効だ。
古典的だが、空になったマガジンを投げたりして敵を誘導するって手もある。
音にも気を遣え、音を視覚化するサラウンドインジケーターも便利だ。
・「障害物爆破」
K:爆破にはC4を使うことになるが、当然ながら起爆時には大きな音が出る。
設置してから起爆するまでの間に、十分に距離を取って自分の安全を確保するんだ。
・「クリアリングの回避方法」
A:ゲリラ活動では、敵が数にものを言わせた捜索を行ってくることがあるわ。
そんなときにこちらから戦いを仕掛けるのは自殺行為よ。
落ち着いて、相手の動きをよく見て、その視界から逃れる。それだけに集中して。
もちろん、音を立てないように注意が必要。逆に相手の立てる音で位置を把握するのも重要だわ。
視覚、聴覚だけじゃなくて、相手の気配にも気を配って。
敵の気配は、壁に張り付くかホフクした状態でLボタンで探れるわ。
・「ワンショット」
K:真のベテランなら、一発の弾丸で多くの敵を倒すこともできる。
それには敵兵をそのまま撃っても無駄だ。誘爆を活用するんだ。
ガソリンの入ったドラム缶や、燃料を積んだ無人機……。
そういう引火性のものを撃てば起爆するだろう。その爆発に敵を巻き込んでやれ!
・「カメラのピント」
C:スネークのカメラはレンジファインダー型なんだよな。
レンジファインダーカメラは、小さいのにちゃんとピント合わせができるんだって、父さんが言ってた。
それにシャッターを切ったときのブレが少ないんだって。
ピントを合わせるには、ファインダーの中で二重になった像が、ぴったり重なるようにすればいい。
でも、あんたならピントを合わせるなんて手が勝手にやってくれるだろ?
だから、被写体をしっかり捉えることだけを考えればいいさ。
なにせ、写真はタイミングだからな。
・「心霊写真」
C:幽霊は必ずしも目に見えるとは限らない。
何も見えないのに音だけは聞こえる…そんなときは幽霊がいると思って間違いないね。
そういうときがあったら、写真を撮ってみるといい。きっと何かが写ってるはずさ。
え? どうして目に見えないのに写真に写るのかって?
そんなこと、俺に言われてもわかんないけど…。
うーん…もしかしたら、幽霊は人間の心を惑わすんじゃないかな?
本当はそこにいるのに、人間の心に働きかけて、見えていないと思い込ませるんだ。
でもカメラには心がないから、ちゃんと写るってわけ。
そうだよ! きっとそうだ!
・「幽霊を天国に」
C:幽霊ってのは、死んだ人の魂が天国に行けずに彷徨っている状態だ。
いろんな解釈はあるけど、俺はそう考えてる。
幽霊がこの世に留まっているのには理由があるんだ。
それが誰かへの強い恨みとかだったりすると、人間に危害を加える可能性もあるかもしれない。
わかってると思うけど、幽霊には銃もCQCも効かない。
物理的な存在じゃないから、障害物だって通り抜ける。
でも、この世に留まっている理由さえなくしてやれば、幽霊だって天国に行ってくれるはずさ。
それには、言葉の力が効くらしいぜ。CO-OPS通信で話しかけてみるといい。
・「プーヤン・ミッション」
S:フルトン回収のバルーンを撃てばいいんだな?
K:ああ、そうだ。間違って吊られてる兵士を撃たないでくれよ。
S:撃つか。
K:スナイパーライフルとか、まあ他の武器でもいいが、きちんと狙いをつけて撃つんだ。
S:風船撃ちか…。
K:大空は広い。多くの風船を撃つには、CO-OPSで挑んでみるのがいいかもしれないな。
まあ、あんまり殺伐としたミッションばかりで気が滅入るだろう。たまにはこんなのどかなミッションがあってもいいんじゃないか?
フルトン回収のバルーンは豚みたいで美味そうだしな…。
S:…それはいいが、さっき言ってた”プーヤン・ミッション”とはどういう意味だ?
K:子供の頃、近所に豚を飼っている家があってな、その豚の名前が”プーヤン”だったんだ。
フルトン回収のバルーンを見るたび、そのことを思い出してな。
S:だが、俺たちの目的はバルーンを撃つことだ。バルーンに感情移入するわけにはいかない。
K:ああ。バルーンに豚がぶら下がってればいいんだがな…。
S:……おい。
K:ん?
S:いや…。
・「ミサイル迎撃」
K:ミサイル一発でマザーベースが沈むことはないが、着弾すれば当然修理に時間と人手、それに資材が必要になる。
なんとか俺たちのマザーベースを守ってくれ。
ちなみに、自分がミサイルに当たったりすればまず命はないぞ。気をつけてくれ。
・「ピューパ」
H:ピューパは圧搾空気を噴射することで機体後部を浮かせ、機動力を高めているんだ。
推進にはキャタピラとブースターを組み合わせている。
高速で突進するような動きは、ブースターによるものだ。
S:ブースターを破壊すれば突進は防げる?
H:その通りだ。
まあ、突進はホフクでピューパの下に潜り込めばかわせるだろうけど…。
あ、それから、ピューパには電撃ユニットが装備されている。
電撃を誘導するための、避雷針のようなものも搭載している。
S:それは電撃を撃たれる前に壊してしまいたいところだな。
H:ああ。あとは…AIで動いているメカの共通点だけど、AIを破壊すれば行動不能になる。
ハッチをこじ開けて乗り込めば、AIの記憶板を抜き取れる。そうなったらこっちのもんだ。
記憶板は何かに再利用できるかもしれない。できそうならAIポッドへの乗り込みを試してみてくれ。
とはいえ、まずはある程度のダメージを与えて動きを止めないと乗り込むこともできない。
S:わかった。まずは正攻法で攻めてみよう。
・「怪物の島」
C:知ってるか、スネーク? コスタリカの沖には怪物の島があるんだって。
S:怪物の島?
C:18世紀の海賊は、カリブ海から太平洋側にも船を進めたらしい。
スチーブンソンの「宝島」もコスタリカ沖の島がモデルだしね。
S:「宝島」か! 懐かしいな。
C:スネークも読んだことあるの? それなら話が早いや。
そういう海賊の伝説として、海上で空飛ぶ怪物に遭遇したという話がニカラグアにも伝わってるんだ。
それどころか、怪物の島に上陸したという話まであるんだよ。その島の場所は記録されていないんだけどさ。
だから俺はずっとコスタリカに来たかったんだ。
S:ははっ。そいつはいい。
C:コスタリカのどこかにはその島まで案内してくれる、しゃべるネコがいるらしいよ。
S:それは面白い話だな。
C:その島のこと、もっと知りたいか?
S:今はいい。もしその島に行くことになったら聞かせてもらう。
C:わかった。それじゃ、そのとき話すよ。
・「トレニャー」
S:チコ、しゃべるネコに会った。
C:本当かスネーク! 伝説のトレニャーに会ったのか!?
S:トレニャー? 確かにそう名乗っていた。有名なのか。
C:そっちの筋ではね。
S:未だに信じがたい。
人間以外に言語を持つ生き物が存在したとはな。世界は広い。
C:でも、よくあいつらの言葉がわかったね、スネーク。
S:現地語の習得は諜報の基本だ。
C:さすがボス。トレニャーの言葉で何か言ってみてくれよ。
S:ニャ? ウニャ、ウニャニャ…。
C:すごいや! なんて言ってるのか全然わかんないよ!
S:そ、そうか…。
C:それで、トレニャーはなんて言ってたんだ?
S:お前の言っていた島に案内すると…。
C:本当か!? だったら俺も連れてってくれよ、ボス!
S:気持ちは分かるが、どんな危険があるかわからない。まずは俺が様子を見る。
C:ずるいな、スネークだけ。
S:そう言うな。いろいろと事情もある。
S:また機会があれば一緒に行こう。余裕があれば写真を撮ってくる。今回はそれで我慢しろ。
・「アイルー」
C:怪物の島には、トレニャーの他にも話すネコがいるらしいんだ。
S:他にもいるのか!
C:ああ。アイルーって言うらしい。アイルーはコスタリカまで来ることはないみたいだけどね。
アイルーを見かけたら話しかけてみたら? 何かいいことがあるかもしれないよ。
S:そうだな…。何事も経験だ…。
C:それと、アイルーは人間に悪さもしないし、いい奴だから攻撃したりしちゃダメだよ。
S:ああ。無抵抗なネコを攻撃するような趣味はない。
・「リオレウス」
C:海賊たちの伝承を集めた本を持ってたんだ。それによると、リオレウスは空の王者とも呼ばれている。
一般に伝えられている見た目は、翼の生えた竜…いわゆるワイバーンそのものらしい。
S:ワイバーン…ヴラド公の紋章にも使われていた、二本足のドラゴンか。
C:そう、ドラキュラのモデルにもなったヴラド公の紋章さ。
島影も見えない大海原で船が襲われることもあったらしいから、リオレウスはかなり長距離を飛行できたんだろうね。
それから、リオレウスは炎も吐くらしい。
S:炎を吐く? そんな生き物がいるはずがない!
C:相手は怪物なんだ。そんな常識は捨てちまった方がいい。
・「ティガレックス」
C:ティガレックスもリオレウスと同じ、飛竜種だ。
でも、地上での動きも得意で、岩を跳ね飛ばして遠くから攻撃して来たり、突進のスピードもすごかったんだって。
S:陸上での目撃談があるのか?
C:有名な女海賊、アンとメアリーは怪物の島に上陸したと言われてるんだ。
そこで彼女たちはティガレックスと一戦交えたらしい。
S:アンは銃の名手だったらしいな。
C:きっとすごい戦いだったんだろうな。見てみたかったぜ。
S:俺も銃は得意だが…。
C:わかってるって、あんたの強さはね!
・「ランポス」
C:上陸したアンとメアリーは、地上を走り回る小型の恐竜も目撃したらしい。
S:それがランポスか?
C:そうさ。小型だけにすばしこいけど、銃があれば怖れるほどの相手じゃなかったみたいだな。
ただ、一体一体は大したことなくても、囲まれると危険だ。
S:そうだろうな。戦闘において、数の優位を覆すのは並大抵のことじゃない。
C:うん。だから、あらかじめ囲まれないように用心するのがベストだと思う。
S:そうしよう。単独潜入では隠密行動が原則だからな。
だが戦闘では不利だとしても、潜入に関しては単独ならではのアドバンテージがある。
C:さすがボス。アドバイスなんて要らなそうだな。
S:見直したか?
C:うん…。でも、気をつけてね…。
・「ギアレックス」
C:恐竜がゾンビになって人を襲ったという伝説もあるんだ。
S:ゾンビ? リビングデッドか!?
C:ああ。恐竜が絶滅しても、ゾンビとして生き返ったというのはあり得る話だ。
S:待て。恐竜かどうか以前に、そもそもゾンビ自体が現実には存在しない。
C:しっかりしてくれよボス! ハイチの農園じゃ長いことゾンビに仕事をさせてたんだぞ。
古来、ハイチにはゾンビパウダーという秘薬が伝わってるんだ。
S:…そうなのか?
C:きっと古代人がゾンビパウダーを使って、恐竜をゾンビにしたんだろうな。
S:いや、人類が誕生した時にはすでに恐竜は…。
C:その前提が間違ってたんだよ、きっと。
…まあとにかく、その恐竜はすごく強かったらしい。そいつの名はギアレックス。殺しても死なないと言われている。
体液を浴びた者は火傷したようになったという説もある。
あとは、背中から落ちた棘は、咆哮に共鳴して人々を苦しめたと…。
S:…ただ強い怪物だっただけじゃないのか? 恐竜の生命力など人間には想像できない。
小銃程度の武器で少しばかり撃ったとしても死にはしないだろう…。
C:ゾンビが怖いのか、ボス?
S:…そんなことはない。信じられないだけだ。